iPhoneのカメラには様々な機能が備わっています。覚えると大変に便利です。
Live Photos(ライブフォト)はiPhone 6sから採用されたカメラの機能で、シャッターを押して3秒の動画撮影と音声を録音が出来ます。iPhone 6以下では撮影は出来ませんが、再生は可能です。MacOSXでも再生可能です。壁紙に設定する事も出来ます。
Live Photosで撮影するにはカメラを起動し、iPhone XまでのiPhoneでは、画面上部の「3重丸」アイコンをタップしてLive Photosをオンにします。アイコンが黄色になるとオンとなり白はオフの状態です。
iPhone XS以後のiPhoneでは、画面上部の「3重丸」アイコンをタップしてLive Photosをオンにします。オンになると斜線が消えます。
普通のカメラ操作と同様にシャッターを押しLive Photosの撮影が出来ます。撮影する際「ピコッ」という独特のシャッター音がします。画像は通常通り「写真」アプリに保存され、アルバムの「Live Photos」にも保存されます。写真を長押しすると動画と音声が再生します。
ポートレートモードとは、iPhone 7 Plus以後の5.5インチのiPhoneに搭載されるデュアルレンズ以上を利用して、一眼レフカメラのように背景をぼかして、被写体を際立たせる写真を撮影するモードの事です。シングルレンズのiPhoneは対応していません。
ポートレートモードで撮影するには、撮影モードを「ポートレート」にし、iPhone XまでのiPhoneでは、画面に「被写界深度エフェクト」と表示されているとポートレートモードで撮影が出来ます。
iPhone XS以後のiPhoneでは、画面に黄色い背景で「自然光」と表示されているとポートレートモードで撮影が出来ます。
ポートレートモードで撮影する場合、被写体との距離が近すぎない、遠すぎないようにします。近すぎると「離れてください。」と表示し、遠すぎると「被写体を2.5メートル以内に配置してください。」表示して撮影出来ません。
iPhoneのカメラは、自動的に露出とフォーカスを合わせますが、AE/AFロック機能により、AE(Automatic Exposure(自動露出))とAF(Auto Focus(オートフォーカス))を固定させる事が出来ます。AE/AFロックするには画面の黄色い枠を長押します。
「AE/AFロック」と表示し露出とフォーカスが固定されます。画面をタップすると「AE/AFロック」を解除出来ます。
被写体が離れている場合は、ズーム機能を使います。シングルレンズのiPhoneでは、画面をピンチインないしピンチアウトするとスライダが現れます。
スライダを左右にドラッグすると、被写体が拡大/縮小して、ズーム撮影する事が出来ます。
デュアルレンズ以上のiPhoneでは、広角と望遠の2つないし3つのカメラが搭載されています。画面の「1x」をタップすると「2x」となり、2倍のズーム撮影が出来ます。画面をピンチインないしピンチアウトしてもスライダは現れません。
「1x」、「2x」を長押しすると倍率を変更出来ます。画面をピンチイン/ピンチアウトしても倍率を変更出来ます。
写真では最大10倍、ビデオでは最大6倍のズーム撮影が出来ます。